書道講座 第3回

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6月18日(土)10:00から、「池田記念美術館・書道講座」の第3回を開催いたしました。

今回は、行書の練習で、王義之や空海の臨書でした。みなさん、一字一字、真剣に書いていらっしゃいました。最後に、一枚提出し、先生の講評を聞いて終了です。

「無明」は嵯峨天皇の「光定戒牒」、
「氣清恵風」は王義之の「蘭亭序」、
「風信雲書」は空海の風信帖の言葉です。

次回は、7月16日(土)10:00から、草書の練習になります。

途中からの受講も可能ですので、ぜひご参加ください。


 

一箱古本市 本の交換会

6月3日から開催している、一箱古本市、大勢のお客様からご来館いただいております。

その中で、本の物々交換「BookBook交換」というコーナーを作っています。お薦めの本を持ち寄ってもらい、物々交換で気に入った本を持ち帰るというものです。

本はラッピングしてあるので、題名はわかりません。元持ち主のおすすめコメントから選んでいただきます。一体どんな本なのか、開けてみるまではわかりませんので、思いがけない本との出会いがあるかも。

興味のある方は、交換用の本をお持ちください。ラッピング用紙は会場にも用意してあります。

18日には「BookBook交換」の出張版として、実際に美術館のカフェに集まっていただく交換会を開催しました。

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参加者は5人、一人は新潟市からスカイプで参加していただきました。それぞれ持ち寄った本についておすすめポイントを話し合って、自分以外の参加者が持ってきた本と交換します。

今日の参加者(本)。皆さんきれいにラッピングしてあります。

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一箱古本市は、6月28日15:00まで開催中です。

夏季特別展示 パリの出逢い―藤田嗣治とヴァシル・ストイロフ

藤田の肖像画から二人の交流を紹介します

開催期間: 6月10日(金)~7月18日(月祝) 

ブルガリアを代表する画家であるヴァシル・ストイロフ(1904−90)は留学したパリで藤田嗣治(1886−1968)と出逢い、二人は友情を深めました。当時、藤田は「乳白色の肌」と評された裸婦像を発表し、エコール・ド・パリの寵児となっていました。18歳年下のストイロフにとって、異国の地で活躍する藤田は、憧れの画家だったのではないでしょうか。1929年の素描「藤田嗣治像」には「嗣治 Foujita」のサインがあり、二人の交流の証ともなっています。

今回は、藤田が詩集『エロスの愉しみ』のために描いた挿画(1927年)と、ストイロフの素描「藤田嗣治像」(1929年)を並べて展示いたします。当時のパリの雰囲気を感じさせる優美な藤田の小品と、ストイロフの繊細な素描をとおして、二人の交流を紹介することができればと思います。

 

藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886-1968)

1886年(明治19)生まれ。1913年(26歳)フランスに渡り、パリのモンパルナスに住み、ピカソやヴァン・ドンゲン、モディリアーニらエコール・ド・パリの画家たちと交流。1919年にはサロン・ドートンヌに出品した6点の油絵がすべて入選し、会員に推挙される。その裸婦像は「乳白色の肌」と呼ばれて絶賛され、大変な人気を博した。

1929年(昭和4)、凱旋帰国展のため16年ぶりに一時帰国、1933年以降は日本を活動の拠点とした。戦争中に戦争画を制作し、戦後、画壇から戦争協力者として批判を浴び、その責任をとる形で日本を離れた。

フランスにもどった藤田は、1955年にフランス国籍を取得。1959年、72歳のときにランスの大聖堂でカトリックの洗礼を受け、レオナールという洗礼名を授けられる。最晩年には、礼拝堂「シャぺル・ノートル=ダム・ド・ラ・ペ(通称シャペル・フジタ)」を建設。完成から2年後の1968年(昭和43)に没した。

 

ヴァシル・ストイロフ(1904-1990)

1904年、ブルガリアのソフィアに生まれる。父親と祖父は司祭で、若いときから、ブルガリアの古いイコンとフレスコから表現法を学び、のちに独自の水彩画技法を生み出す。

1928年から32年までパリに留学し、ヴラマンクやイブ・ブレイエなど芸術家と交流。藤田嗣治とも親交があり、日本の水彩画技法を教わったという。その後、1929年からサロン・ドートンヌなどに出品。1930年には個展を開き、批評家から絶賛された。

帰国後は、さらに活動の舞台を広げ、優れた農村婦人画、田園風景と史的題材の大作、肖像画や風景画などを描き、ブルガリア国内はもとより、パリ、ウィーン、ローマ、ミュンヘン、モスクワ、ブタペストなどでも展覧会が開かれた。

1942年にはヴェネツィア・ビエンナーレが大作「収穫」を購入。これは、ブルガリアの画家にとって、かつてない名誉だった。ストイロフの作品の根底には、ブルガリアの歴史や風土、民族にたいする愛情と尊敬が流れている。

 

ときどき小雨が降る公園の夕方です。

2016.06.16八色の森公園にて2016年6月16日16時28分撮影

梅雨入りした公園の風景。明日15日(水)は休館日です。

2016.06.14美術館入口付近から2016年6月14日16時13分撮影

池山阿有展オープン

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6月10日から「池山阿有展」がオープンしました。

11日(土)には、池山先生によるギャラリートークが開催され、地元の美術愛好家や、教室の生徒さんなど、約30人の参加者がありました。「この絵の欠点を考えてみてください」と参加者に問いかけながら、構図の取り方やマチエールの工夫などについて、話していただきました。

次回は6月26日(日)午前11時からになります。ぜひご参加ください。

グルメマラソン表彰式後のステージイベントです。

2016.06.12八色の森公園にて2016年6月12日13時34分撮影

グルメマラソン前日。公園では「さなぶり祭」が真っ最中です。

2016.06.11八色の森公園にて2016年6月11日16時6分撮影

今日は「池山阿有展」の初日。公園の芝生がきれいに刈り込まれています。

2016.06.10美術館入口付近から2016年6月10日14時13分撮影

6日〜9日は展示替えのため休館となります。10日から「池山阿有展」が始まります。

2016.06.06美術館エントランスホールから2016年6月6日12時14分撮影