斎藤真一 越後瞽女日記の世界

 
 
斎藤真一「佐久の旦那(越後瞽女日記)」油彩 1969年 上越市立総合博物館所蔵

2015年11月14日(土)~12月14日(月)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※最終日は午後3時終了
休館日:毎週水曜日
観覧料:一般500円(高校生以下無料) ※500円ですべての展覧会がご覧になれます

三味線を手に、唄をうたい、一年の大半を旅に暮らした目の不自由な瞽女たちの喜びや悲しみを描いた画家、斎藤真一は、頸城の山里や信州の瞽女宿を訪ね歩き、カンバスの上に、瞽女の人間絵図を10年以上にわたって記録しました。今回の展覧会では、上越市立総合博物館所蔵の油彩画を中心に、越後瞽女日記の原画、絵巻など約50点を展示します。併せて、斎藤真一の原画を使用した書籍やレコードジャケット、高田瞽女の写真、三味線などの関連資料も紹介します。

■斎藤真一 (さいとう・しんいち) 略歴
1922年岡山県児島郡味野町(現・倉敷市児島味野)生まれ。
東京美術学校卒業。中学・高校教諭を務めながら制作をつづける。1959年フランスに留学。留学中、ヨーロッパ各地を放浪、藤田嗣治と親交を得る。帰国後、津軽、越後を旅し、瞽女を知り、高田の杉本キクイに出会う。瞽女を記録し、『越後瞽女日記』など連作を続ける。また、吉原の遊女をテーマに作品を発表。1985年『明治吉原細見記』『絵草子 吉原炎上』を出版し、映画や舞台で上演される。その後も郷愁を求めて渡欧し、“昭和ロマン”“哀愁の街角”などのシリーズ制作を続けたが、1994年9月72歳で逝去。

【関連イベント】  ※各イベントとも 入館料が必要です

◆金澤碧(かなざわ みどり) ひとり、かたり →終了しました
 11月14日(土)午後3時~

三味線を手に、唄をうたい、旅に暮らした目の不自由な瞽女たちの喜びや悲しみを描いた画家、斎藤真一。異国をさすらい、雪国の瞽女に魅せられた斎藤真一のエッセイを、女優・金澤碧の朗読と作品写真等の映像で表現します。

金澤 碧 (かなざわ・みどり) プロフィール
1975年、TVドラマ「北都物語」でデビュー。その後「俺たちの旅」等にマドンナ役として出演。中村雅俊と共演した。近年は、舞台出演、ラジオドラマ、朗読などで活躍。ガラス作家としても活動をしている。

◆作品解説と瞽女唄ミニコンサート →終了しました
 11月22日(日)午後3時~

斎藤真一コレクターの池田敏章氏による作品解説と、月岡祐紀子さんの瞽女唄のミニコンサートです。

◆瞽女唄ミニコンサート
12月6日(日)午後3時15分~
22日の瞽女唄ミニコンサートが好評につき、第2弾を開催します。演奏するのは、金川真美子さんです。
県内外で瞽女唄の演奏活動をしています。