抵抗しても無駄です。あなたの視覚は計算済み。
東大名誉教授、杉原厚吉・明治大学特任教授が制作した、実際とは違うように見えてしまう錯視作品を展示します。杉原教授は、玉が坂道を上っていくように見えたり、鏡に映すと姿が変わったり、見えるはずのものが消えていたりする錯覚という現象の仕組みを、数学を使って解明しています。錯覚には多様な種類があり、現在も新しい錯覚が次々と発見されているそうです。本当のことがわかっていても、それとは別のものを見てしまう脳の不条理な振る舞いを体感し、視覚の不思議さと危うさについて学んでみましょう。数学、物理、コンピュータ、建築・土木など理系の方々だけでなく、美術関係者にとっても、目から鱗が落ちる展覧会です。また、3月に八海山麓スキー場で「反重力すべり台」を披露します。
■杉原教授来館・作品説明会:1月15日(日)13:30~