魚沼で米づくりをしながら、木版画を制作する版画家・坂西徹朗の個展。1941年北魚沼郡堀之内町(現在の魚沼市)生まれ。1984年に新潟県展に初出品で初入選後、県展のほか日本版画会展等で作品を発表。木版画のシャープな色面で表現された作品からは、自ら米を作り、山へ登り、自然を愛する作者の深い敬愛がにじみ出ています。
2015年には、社会福祉協議会の弁当のメニュー表に版画と短い文章をよせた3年間の連載をまとめた画文集『配食弁当』を出版。約170点の版画を掲載した本書は坂西徹朗が心血を注いだ作品です。今回の個展ではこの画文集の原画と原稿を展示。また、 30年にわたって毎年木版画で制作してきた年賀状と暑中見舞いのなかから代表的な作品も展示します。
齢77、予想だにしませんでした。懲りもせず続けてきた版画は駄作拙作の連続であります。池田記念美術館の好意に甘え、3度目の展示です。どうか見物に来て下さい。 平成29年2月24日 坂西徹朗 |
■関連イベント
3月12日(日)14:00~
画文集『配食弁当』について、作家が思いやいきさつを語ります。コーヒーを飲みながらゆっくりと話ができます。
(参加費として、入館料と飲み物代がかかります)