南魚沼市在住の油彩画家、桑原收氏の個展です。一陽会会員で、南魚美術協会長を務めたこともあり、南魚沼の美術界を牽引してこられました。今回は「半生の記録」として、学生時代のスケッチや教員時代の油彩画などを展示いたします。現在の桑原氏の作品とは一味違った作風で、懐かしい作品も多いかと思います。ぜひご高覧ください。
桑原 收 画歴
1940年 十日町市新座生まれ
1963年 新潟大学教育学部美術科卒
1969年 第2回南魚展出品(以後毎年出品)
1972年 第18回一陽展初入選(以後毎年出品)
1990年 第36回一陽展奨励賞
1975年 第4回新潟県芸術祭展覧会出品(以後毎年出品)
1992年 絵画グループ「響」結成 以後15年毎年「響」展出品
1995年 魚沼の作家・11人展 川西町総合体育館 一陽会会友推挙
1998年 魚沼の作家シリーズ「個展」塩沢町立今泉博物館
2001年 一陽展 会友賞受賞
2002年 一陽会 会員推挙
2003年 第1回日本美術家連盟新潟近県会員展 (以後毎年出品)
2004年 南魚美術協会会長就任(~2009年まで)
2008年 新潟日報ふるさとの作家5人展
現 在 一陽会会員、日本美術家連盟会員、南魚美術協会員、 県美術家連盟参事
ごあいさつ
私が新採用の頃は、東京オリンピック、新潟国体、新潟地震、ベビーブーム、テレビの普及など高度成長の世の中だった。私は、自分の表現活動だけは継続する決意で、任地の風物などを描いてきた。
南魚沼にきた頃、地区の美術教師は活況を呈し、教員展、県展誘致、郡展、南魚美術協会展の新設、中央展で視野を広め、よい創作を求める空気に溢れていた。このような中で、私は関係する皆様から刺激を受け切磋琢磨できたことをラッキーだと喜んでいる。その割に私の制作は遅々として未熟だ。
私は今年77才になる。自分史のつもりで、その時その時の作品(私の半生の)を展示し反芻してみたいと思っています。(おおいに恥ずかしいのですが……)皆様から見ていただき、何かを感じていただければ幸いに存じます。
桑原 收