彫刻家・斎藤道男とその家族による展覧会です。斎藤の義父・鶴巻三郎は紙塑人形の創始者。また息子・鶴巻謙郎(日本画)と娘・鶴巻貴子(版画)は新進の若手作家として注目されています。妻の鶴巻純子(彫刻)とともに、家族5人での展覧会は初めてです。
■出展者略歴
斎藤道男(さいとう・みちお)
1947年 佐渡郡相川町(現・佐渡市)に生まれる
1976年 新潟大学医学部卒業
1982年 五日町病院に勤務
芸展奨励賞受賞(97・98・99) 県展賞(03・05)、 県彫展県彫会賞受賞(01)、日展入選(04・06・07・12)
現在:日本彫刻会正会員、県美術家連盟理事、県彫刻会会員、三条美術協会理事、南魚沼美術協会会員、県展無鑑査
鶴巻純子(つるまき・よしこ)
1945年 三条市に生まれる
1971年 新潟大学教育学部美術科卒業
1973年 新潟大学教育学部研究生を修了
県展奨励賞(71・74)、芸展奨励賞(74・75)、芸展連盟賞(82)、芸展会員賞として県議会議長賞受賞(84)
現在:新潟県美術家連盟理事、新潟県彫刻会会員、三条市市展運営委員副会長、三条美術協会副理事長
鶴巻謙郎(つるまき・けんろう)
1973年 三条市に生まれる
1998年 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業
2000年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画修了
2010年 弥彦の丘美術館で鶴巻謙郎・鶴巻貴子展~ふたりの響き~
神奈川自主県展横浜市長賞(96)、県展新潟日報美術振興賞(96・97)、雪梁舎展新潟日報美術振興賞(96)、
他 個展・グループ展多数開催
鶴巻貴子(つるまき・たかこ)
1978年 三条市に生まれる
1997年 新潟県立三条高等学校卒 卒業
2002年 東海大学教養学部芸術学科美術学課程 卒業
2005年 日本大学芸術学部 大学院修了(版画分野)
2014年 ベルギーゲント美術アカデミーにてMarnix Everaert氏よりノントキシック版画を学ぶ
県展 県展賞(02)、奨励賞(03)、60回記念賞(05)、全国大学版画展買い上げ賞(04)、日本版画協会展山口源新人賞(05)
現在:県展無鑑査
鶴巻三郎(つるまき・さぶろう)
1908年 三条市に生まれる
1935年 紙塑人形製法を創始する
1937年 東京芸術大学教授広川松五郎氏に師事し工芸の基礎を学ぶ
1946年 第二回日展「せんこはなび」特選受賞
1965年 日展審査員就任、66年会員推挙
1974年 三条市文化功労者表彰
1978年 新潟県美術家連盟初代理事長に就任 勲五等双光旭日章
2002年 三条市名誉市民に推戴される
2005年 逝去(享年97歳)