ステイホーム、ステイ東京で、親戚が県外から帰省できず、泊り客がいないゴールデンウィークを過ごしたのは嫁いで初めてのことでした。おもてなしが不得意な私は毎年少しプレッシャーを感じていたので、どんなにか気楽な連休になるだろうと期待していました。
実際、連休になってみると、なんか張り合いがなく、寂しくてため息が出てしまいました。新緑の魚沼を楽しんでもらい、山菜料理を美味しそうに食べている笑顔を見ることが自分でも嬉しかったのだと気づきました。帰省できなかった親戚に魚沼の春を感じてもらえるように、故郷の春の恵みを送った方も多かったことでしょう。
自粛中の夜に感染症のニュースを見て胸がざわざわして落ち着かない時には、当館で開催したワークショップ「ニットdeケア帽子(病気の治療で脱毛や皮膚炎で敏感になった頭皮を保護する帽子)」で習った帽子を編んでいました。集中して編んでいると無心になれて穏やかな気持ちになれます。リラックスできるので良く眠れたように思います。初心者でも作れて出来上がった帽子は病院に寄付もできます。興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
(佐藤)
2020年5月18日