新聞・TVで報道されていたが、阿賀野市の「越つかの酒造」が酒粕を使った肥料や飼料の販売をするそうだ。
酒粕といえば粕漬や甘酒や様々な料理のレシピもあり、意外と身近な存在で、食品としての利用価値は高いと思っていた。しかし中小の酒蔵にとっては、その廃棄にかかる費用が大変らしい。お米から作りだされる日本酒の副産物で、その高い栄養価が知られている酒粕の新たな価値が創り出された。
想像するに、酒粕に含まれるアミノ酸やミネラル、ビタミン、食物繊維などの豊富な栄養素が、再び土に戻っていく。燕三条の農家の方が自分の田圃に施肥している映像がTVに映っていた。初めて酒粕肥料を使うようで、うまくいけばいいなと思いながら見ていた。大地からの恵みが、また大地に還っていく。エコな時代にいい話だなと思ってしまった。
岡西
2020年5月5日